ライカ犬の物語    
ロックの過去をタドリ未来をサグル【泡の夜の幻想】 ロックの過去をタドリ未来をサグル【泡の夜の幻想】

ライカ犬の物語/KAYU-AN


小さな病院の 夏掛にくるまってる
瑠璃子はボーっとして 天井を見上げてた
ルネッサンスを見たって 騙す奴らがいた
彼女の感覚がおかしくなってしまうまで

螺旋の階段を ひたひたと下ってく
瑠璃子の足音が ほんと可愛らしいのさ
絵本を持ってきたんだ この星から打ち上げられて
泣いている ライカ犬の物語

衝立の向こうでは レントゲン技師が騒いでる
彼女の白骨に 綺麗な心が宿ったと
わたし 壊れたギターで 想いだけでは響かなくて
寂しくて この星に吠えるのさ
 
わたしは氷漬け わたしは氷漬け
一つだけ良いことは いつまでも若いのよ




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